Art Baselのインスタにて、
アーティスト、パエ・ホワイトの作品を紹介。
このアートワーク、煙でも鏡でもありません。
何で作られたのか、どんなコンセプトなのかをしると、現代アートの面白さが少し深まるかもしれません。
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ここに煙と鏡はありません。
パエ・ホワイトの「Relatives/D」(2016)は、コットン、ポリエステル、トレヴィラのみで作られています。
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neugerriemschneiderのビューイングルームで展示されていたホワイトの作品「壁の中の扉|牆中門」は、与えられたメディアの可能性の限界を探り、それに対する私たちの連想を覆すものである。
このタペストリーの中で、ホワイトは物質的な想像力の重層によって煙の噴煙を想起させている。
まず物質を写真で捉え、その色の深さと複雑さを露わにした後、それを結び目のついたコットンの中に壮大なスケールで再現し、
パエ・ホワイトが言うところのコットンの「それ自身以外のものになる夢」を生み出します。
参考:パエ・ホワイト
現代アートの考察
現代アートは、とても複雑に見えますが、シンプルな世界です。
教養を身につけるには、多くのアーティストのアートを見ること。
実物を見るに越したことはありませんが、現代はSNSを通じて、最先端のアートにも触れられる時代。
今回はArt Baselが伝えるパエ・ホワイトの作品コンセプトに着目。
何を描くかではなく、どんなフィロソフィー(哲学)が作品に存在するのかを感じながら、現代アートを嗜む事をお勧めします。