アート系のインスタグラムアカウント、@goodnightgalleryが、メキシコ人アーティスト、ボスコ・ソディを紹介。
ソディは、天然素材を扱う現代アーティストとして世界的に知られています。
彼の作品についての投稿を日本語訳しました。
日本語訳
ボスコ・ソディ(Bosco Sodi)
Untitled (2010) at the Reason Gives No Answers exhibition at Hirst’s gallery in London last year
Sodiは、おがくず、木材パルプ、天然繊維、接着剤を混ぜた生の顔料を使用した絵画で知られており、この作品のように、彼はキャンバスに層を重ねて塗布します。
作品が乾くと、表面にヒビが入り始め、火星の大地のような感覚が生まれます。
この技法は偶然にも開発されたもので、
ソディがアトリエの床にバケツ一杯の材料を落としてしまったのですが、
ソディが休暇に出ている間、
その材料は何も洗われずに残っていました。
彼が戻ってきた時には、
その素材は亀裂のようなテクスチャーになっていて、
今では彼が意図的に再現しています。
ソディは、「漆」も素材として使用する
ソディの作品と初めて出会ったのは、2019年の日本での個展の時。
漆を扱ったアートワークが展示されていました。
彼はメキシコ人の現代アーティストですが、
巡り巡って、漆素材も扱うようになります。
ただ、日本でみる「漆アイテム」とは違い、彼の視点から生まれる素晴らしいアートワークでした。
私たちが持っている、この素材は、こうなるという当たり前やルールを少し外してみると見えてくるものがあります。
コロナショックで、これまでの常識が壊れた今、
違う視点を持って行動するのも、大事かもしれません。