コンテンポラリー・アーティスト、山口真人さん「21世紀になっても現代アートでは未だにキャンバスや絵の具で絵を描く理由」動画公開

コンテンポラリー アーティスト

山口真人さんが、

なぜ、現代アートでは未だにキャンバスや絵具で描くのか?

を、YouTubeチャンネルで話されています。

大変わかりやすく、キャンバスである理由、絵具である理由が語られています。

筆者も動画を拝見して、いくつかピックアップします。

キャンバスと絵具が好まれる理由

山口真人
YouTube Yamaguchi Masato

まず、アートの価値には、

作品性と、作家性がある。

その次に、

耐久性と、希少性がついてくる。

今回は、その耐久性と、希少性について話されています。

耐久性

キャンバスは600年の寿命が保証されている。

初めて油絵が描かれた絵画は1400年ごろで、今でもそれは存在しており、600年はその絵画の寿命が証明されています。

コレクターにとっては、長く持てることが保証されていることは一番大事なポイント。

希少性

Trade | Sedition

また、デジタル隆盛時代と言っても、デジタルのものは複製がしやすい。

エディションを決めて、販売していますといっても、

それに信用性がない。

だから、デジタルよりも、キャンバスなどの耐久性が高く、希少性があるものに対してのマーケットが強い。

動画の途中に出てくるTradeと書かれたアートマーケットのサイトは、こちら

だからと、デジタルアートがダメとは動画内で言ってない

デジタルアートが悪いというわけではなく、今はまだ市場がそんなに上がっていない。

まだまだ新しい分野であり、耐久性と希少性の部分ではキャンバスに劣るかとどうかも分からない。

というようなことも話されていました。

現在はテクノロジーの発達とともに、長くもつプリントアイテムも多く存在します。

そうした面では、まだこれからデジタルのアートの市場は大きくなる可能性は高い視野でチャレンジするのもアリかもしれません。

どのようなアートを表現したいのか?

それがたまたま油絵だった、彫刻だった、書道だった、デジタルだった。

そうした視点でアートを見るのも、一つの趣ですね。

アーティストも皆、試行錯誤しながら、表現と向き合っています。

山口さんのアートワークも、ものすごく尖っていて、新しい分野を切り開かれています。

Aero Paitingsといって、ドローンを使ったアート表現もまた素晴らしい映像をウェブサイトにアップされていますので、

要チェック^^

参考: 山口真人さんのウェブサイト

   

WRITER

    Artist Collective
    QG [QUARK GLUON]

    Quark Gluon(QG)は、杉田廣貴を発起人とするアーティスト・コレクティブです。それぞれに異なるテーマ・表現方法を持ち、日頃は個として自律的に活動するアーティストたちがQGに集い、響き合うことで、新たな問いと表現をうみだし、世界に働きかけます。

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