Art Baselが、コンセプチュアル・アーティストのハンク・ウィリス・トーマスの作品を公開。
日本語訳を紹介します。
日本語訳
🔙 今も昔も、今も。🔜
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ハンク・ウィリス・トーマスは、
コンセプチュアルアーティストとして、
写真を使ってアイデンティティ、歴史、人種、階級の問題を探求しています。⠀
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2017年のレンチキュラー「Now and Then / Then is Now」では、
2つのフレーズが1つに進化し、
私たちを取り巻く世界の認識に挑戦しています。
トーマスは「視覚文化の考古学者」として、
アメリカの歴史や人種の表現、視覚文化の政治などの難しい問題を再定義することに専念しています。
ハンク・ウィルス・トーマスについて
彼は写真だけでなく、彫刻、インスタレーション、ミクストメディアも表現し、コンセプトを軸としているアーティスト。
社会の問題を再定義することもアートとなる
日本にいると、キャンバスに絵を描くこと=アート
好き勝手やること=アート
自己表現=アート
と言った形で、世界の基準とは全くかけ離れた視点でアートを見る方が多いです。
一般的には、よく知られてないのが現状。
しかし、
アートには、美術史というちゃんとした文脈があり、
その流れの中で、今も進化を続けているのが現代アートと呼ばれています。
マルセル・デュシャンが「コンセプト」がアートになることを、作品「泉」で証明してから、
現代のアートの流れが生まれています。
その前からもちろん、コンセプトがアートになることがなかったわけではないですが、彼がその文脈の代表的なアーティスト。
社会の問題に対して「再定義」を含んだメッセージを表現することも、アート作品として評価されます。
私たちが何を表現したいのか、しっかり向き合って、文脈に乗ること。
また、その文脈を学ぶことも「アート」を見る上では、とても大事。
文脈を知ることで、作品の深みをさらに感じ取れたりします。
ジャズやロック、ポップ、アイドルを好きになって、調べますよね^^
その感覚で「アート」も好きになっていくと、世界中のアーティストたちの作品に「面白さ」をより感じ取れるようになります。
オススメ。
西洋美術史のオススメ
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