覆面芸術家のバンクシーが、
インスタグラムに投稿した「#blacklivesmatter」についての投稿が話題を呼んでいます。
また、その人種差別へのデモの影響で、イギリスでコルストンの銅像が引き摺り下ろされた。
その2つの投稿を日本語訳しました。
今現在、「黒人と白人の問題」として捉えている日本人が多いので、ここで書いておきたいのは、
私たち黄色人種も「差別の対象」という事を忘れてはなりません。
イエローモンキーと揶揄されたこともあるように。
彼らが、この人種差別意識を「問題だ」と捉え始めたこと。
これは大きな出来事。
バンクシー、Blacklivesmatterについて投稿
バンクシーのインスタグラム原文
日本語訳
記事の最後の画像に書かれた文章を日本語訳します。
最初は黙ってこの問題について黒人の話を聞くべきだと思っていました。
でも、なぜ私がそんなことをするのか?
彼らの問題じゃない。
「私の問題だ。」
有色人種の人たちは、このシステムのせいで大変な思いをしています。
白人のシステム。
下の階に住む人々のアパートに、壊れたパイプが氾濫しているように。
この欠陥のあるシステムが彼らの生活を悲惨なものにしているが、
それを直すのは彼らの仕事ではない。
彼らにはできない
–誰も上の階のアパートには入れない。
これは白人の問題だ。
白人が直さないと、
誰かが上の階に来てドアを蹴り込むことになるしな。
コメントには著名人の姿も
この記事に対して、ハルク役としてアベンジャーズにも出演しているMark Ruffaloが、こうコメントしている。
「そうだな それは私たちの問題です。私たちは特権と権力を持っている人たちです。難しい会話をする時間だ。」
バンクシー、コルストンの銅像について投稿
まず、このコルストンの銅像のニュースを読んでもらうとその背景がわかるはず。
エドワード・コルストンについて
銅像は17世紀の商人エドワード・コルストンのもの。貿易会社「王立アフリカ会社」の一員で、約8万人の男女や子供をアフリカ大陸からアメリカ大陸に奴隷として送り込んだとされている。
(上記ニュース内のピックアップ)
ブリストルのマーヴィン・リース市長は声明で、銅像の撤去について賛否が分かれるのは承知しているとした上で、「この銅像は人道への侮辱を表すものだと、そう感じた人たちの声を聞くのは大事なことだ」と述べた。
バンクシーのインスタグラム原文
日本語訳
ブリストルの真ん中にある空っぽの台座をどうするか?
コルストンの銅像を恋しく思う人と、恋しくない人の両方に対応できるアイデアがある。
コルストンの銅像を海から引きずり出し、
台座に戻し、
ケーブルを首に巻きつけ、
彼を引きずり下ろすデモ参加者の等身大のブロンズ像を作るのだ。
誰もが幸せになる。
有名な日が記念された。